11月24日(日)に行われた、山都町総合防災訓練に参加しました。当院は、災害時の多数傷病者受入の訓練を行いました。

職員参集から本部立ち上げ

災害時の合言葉『CSCATTT』に沿って、災害対策本部を立ち上げ、患者や職員の安全を確認しました。その後、病院周辺の状況や病院内の建物の状況を情報収集し、傷病者を受け入れる体制を取りました。

情報収集と災害対策会議

山都町役場、御船保健所、消防署と情報交換しながら、被害状況の確認や傷病者の状況を確認しました。災害対策会議では、現状分析をして、本部長が方針を決定していくことを確認しながら行いました。

トリアージ

災害現場から救急車で搬送された傷病者を、医師又は看護職とコメディカルがペアになり、START法を用いてトリアージを行いました。

治療

外来処置室に傷病者の治療エリアをつくり、傷病者を9名受け入れました。電子カルテが使えない想定でしたので、災害用の紙カルテを使いましたが、紙カルテに慣れておらず、苦戦しながら治療の指示や記録を行いました。

搬送

受け入れた傷病者のうち、3名は基幹病院への搬送が必要と判断され、搬送先の病院の選定やヘリコプター搬送の手配など、山都消防署と連携して行いました。

休日でしたが、多くの職員が参加し、本番さながらの緊張感の中で、訓練を行うことができました。後日訓練を検証し、マニュアルの見直しやBCPの改定にも取り組んでいます。