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ごあいさつ
理事長 坂本 達彦  医療法人 杏章会 矢部広域病院
理事長 院長  坂本 達彦

あけましておめでとうございます。  昨年を振り返ってみると、イチロー選手の日米通算4257安打達成、リオ五輪での日本史上最多41個のメダル獲得、大隅教授のノーベル医学生理学賞受賞など日本人として誇らしい、明るい話題がありました。彼らの日々のたゆまぬ努力や精神力にはいつも感動を覚えると同時に頭が下がる思いがします。
 一方で、甘利経済再生大臣(当時)の現金授受問題、舛添氏や小池氏の東京都政問題、富山市議の政務活動費不正受給問題や芸能人の大麻や覚醒剤問題、ゲス不倫問題なども世間を賑わせました。熊本地震や台風10号などの自然災害が各地で甚大な被害をもたらしましました。
 日本の借金は1000兆円を超え、2015年の国勢調査で総人口が1億2709万4745人と初めて減少に転じました。安倍政権が放った三本の矢(金融政策、財政政策、成長戦略)の効果が出ているとは言い難く、景気はよくなっているのか、少子・高齢化対策は大丈夫なのか、明確に見えてきません。
 さらに、トランプ氏のアメリカ大統領就任やイギリスのEU離脱によって大国が保護主義に傾き、グローバリズム社会に歪が生じると、日本の産業や貿易、安全保障に多大な影響が出ることも懸念されます。今の政府にはしっかりした舵取りを行ってほしいものです。

 このような社会情勢、教訓を踏まえ、当院の今年の標語を『四知』(しち)としました。中国後漢時代の政治家楊震の言葉とされ、「天知る。地知る。我知る。子(なんじ)知る。たれも知らないとどうして謂えようか」という意味です。この言葉を仕事や日常生活の中で何か判断する際、自分を見つめ戒める際の基準として心にとどめておきたいものです。
 当院は、今年も地域医療、在宅医療、災害医療の在り方について考え、努力してまいります。ご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申しあげます。そして、みなさまにとってよい1年となりますよう心より祈念致します。